心の奥底に根付く「自己否定」「自己卑下」― 親子関係の中で創り上げた呪縛。
私が以前長く抱えてきたことについて書きます。
親子関係にまつわる話です。長文になります。
ある感覚が怒涛のように溢れ出している時期がありました。
40歳くらいかな?
それは「自己否定」「自己卑下」です。
長年お世話になっている占星学歴40年以上の先生に、
「理恵ちゃんは自信がなさすぎるから、とにかく自信をつけていきなさい。」
と心の弱さを心配され、ズキッ・・・
長年お付き合いさせていただいている竹内ミカさんには
「物事を深刻に捉えると体も意識も固くなって、感情解放できないよ」
と言われて、ハッ!ガーンとなり・・・
ミカさんのこちらの記事はおすすめです。
「ほんとうの自分の心の底の声」 の見つけ方
ちょっとしたことで夫に対して「どうせ私なんて・・・」という思いが出てきて、
「私は〇〇されたら嫌だし、悲しい」と当時の私は伝えました。
でも、モヤモヤ・・・いつまでもモヤモヤ・・・
そしてモヤモヤして寝付けず。
何なの、このモヤモヤは!!!
自分を足留めしている「どうせ私なんて」
自己否定や自己卑下を紐解いてみました。
過去の私
自分でいうのもアレですが、小学生の頃から成績が良い方でした。
素行は・・・ちょっと微妙(いやかなり元気。笑)
父も母も、家系的にも皆、高学歴なので、
遺伝でカバーできていた部分はありますが
残念ながらそれを活かせていないのが現状です。汗
(家ではこんな笑顔は一切なかった暗黒の中学時代)
かと言って、教育熱心な家ではなかったのですが
(良くも悪くも兄と比べられることは多かった)
私のこの自己肯定感の無さは一体どこから来ているのか・・・
両親はどんな人だったか?
父
・仕事人間。
・マイルールな変わり者。
・嫌なことはしない。好きなことする。
・せっかち。面白い。酒呑み。
・自分の好きなことに子供を付き合わせるスタイル。
・人に干渉しない。短気。暴力的。
・頭の回転が早い。意外と弱い。
・多趣味。アマチュア写真、釣り、ギター、アンプ作り、登山、絵を描くetc…
母
・家族の繋がりを大切にする。
・ちょっと上から目線の話し方。
・他人と比較大好き。ネガティヴ。
・世話焼き。べきべき人間。
・頼られるとめっちゃ頑張る。
・同時にたくさんのことはできない。
・干渉型。依存心が強い。小さい子供嫌い。
・子育てに人生捧げてきた(らしい)。
・手先は器用。絵を描く、日本刺繍をする、カラオケ上手い。
と、まあ挙げればキリがないですが。
※30代の頃に家族で京都へ行った時のもの(父は現在亡くなってます)
父は子供に対してほぼ干渉せず、最後の砦的な叱り方でした。
それでも理不尽に暴力を振るわれたり辛い思いをたくさんしました。
母は反対に過干渉で、あれはダメ、これはダメ、
あと、母が気に入らない友達は電話の取次ぎもしてもらえなかった。
ダメな理由聞いても「なんでっても。」
中学3年の冬は受験勉強のために外部と遮断され
軟禁状態で勉強させられたことも・・・
(これだけで一つ記事書けますね!笑)
ダメと言われてきたことも自己否定には繋がると思うのですが、
30年、褒められてると勘違いしていたセリフ。
「あなたはもっとデキる子だから。」
コレ。
この呪縛に30歳超えるまで気がつかず。
デキる子って思ってくれてる。
=認めてくれてる
って勘違いしてました、私。
なんかモヤモヤする…
母と話すと落ち込む、イライラする。
「あなたはもっとできる子だから」の正体
ある日、ハッッッッッ!!!!!と衝撃的なことに気がついて!
もっとデキる子だからって…
「今のあなたじゃダメなのよ!!!」
ってことじゃないか!
そう、私は一度も
「そのままで良いんだよ」
と言われた記憶がありません。
テストの点数が良くて嬉しくて母に見せたある日、
「100点じゃないから次はもっと頑張らないとね。」
その瞬間を褒めてもらえず、
次への期待にいつも居心地が悪かった記憶が。
今のあなたじゃダメという全否定。
これは受け取る側の私の問題であって、母の真意は知りません。
歪んだ受け取り方してるかと思います。
こうしたことから私は無意識に
母に認められるため、母の目を気にして生きてきました。
さらに思い出していくと、スキンシップがほぼ皆無。
幼稚園の時点で手つないでいた記憶もほとんどない。
スキンシップなかったな~、と話すと、
「あんたが嫌がって振り払ってたからやん」
どうやら私のせいらしいです。
確かにおてんばで走り回ってばかりいたので
一か所に繋がれるのは好きではありませんでしたが・・・。
これもなんだか悲しかった。
今だから書けるのですが、本当に母のことがしんどかった。
母が、というよりは母に囚われている自分がしんどかった。
母に認められるためにやってきたことも、
実はその裏にさらに自分のやりたいことがあったのです。
例えば、
「理恵は〇〇〇が向いてるんだからやったらどう?」
と言われて、得意だし、嫌いじゃないし、出来たら認めてもらえるかも!
と無意識は即座に判断し、それを選択します。
でも、否定されていることを無意識に恨んでいる自分もいます。
そしたら、人間何をするか。
母が認めたい私にならないことによって、
育てたお前(母)がダメなんだと仕返しする。
そうなんです。うまくいかないんです。
無意識がうまくいかせない。
コレ。
もちろん本人には仕返ししてるなんて意識はありません。
でもね、
母と子の無限ループにハマれるんですよ。
子も親に理想を求める。
親も普通に人間ですよ。
子供時代もあれば、別に子供を産んだからと言って親プロなんかじゃない。
というか、そんなの当たり前。
でも、親も子供に理想を押し付けるように、
子供も同じことをしてることに気が付いたんですよ。
いつまでも干渉できる。
いつまでも干渉させる。
共依存ですね。
ループを断ち切ったキッカケ
その共依存を突破する最初の行動は、今の夫との再婚でした。
(私はバツイチです)
この再婚は母にも兄にも大反対されていました。
前の結婚は、無意識に反対されない人を選んでいました。
それでもかなりケチはつけられましたが・・・
大反対の理由はどこかにこそっとアップするかもしれません。
直接お会いする方には聞かれればオープンにお話ししますが。
今まで何事も親に反対されてきたことは、
自信を持てずに諦めたりしてきました。
でも、私は自分が選んだこの人と共に幸せになるんだ、
と母と兄を時間をかけて説得し、
ちゃんと向き合って再婚しました。
父は人が決めたことには干渉しない人間だったので、
母と兄が大反対していたことすら知らなかったと思います。
大人なんだから親の承認なんかいらないでしょうと言われるかもしれません。
かけおちという方法で逃げることもできたでしょうし。
でもこれは、承認を得るためではなく、
自分の意思をきちんと伝えることが何より重要だと思い、
人生で初めて真剣に親に
「自分はどうしたいか」
を伝えました。
もちろんあれやこれやと攻撃されました。
でも人生で初めて諦めませんでした。
そうしたら、キチンと伝わったんです。
この時は相手を変えようという意識は全くありませんでした。
これが初めて自分で決めたことが形になった体験でした。
否定されるのは怖いです。
でも自分の人生は自分で選べるのです。
そう、否定されたとしても、
「自分はどうしたいか?」
コレしかない。
私は母に認められたい自分がいることを受け入れ、
母と私は別なんだ、とやっと思えるようになり、
一気に流れが変わりました。
そして、
母には母の生まれ育った環境がある。
母もまた何かを抱えて生きている。
それと自分は別ですよね。
囚われている想いをやめることを選択するのは自分です。
ちなみに現在の母との関係は良好です。
たくさんたくさん話しました。
誤解もいっぱいありました。
勝手に私が思い込んでいたこともいっぱい。
母が元気なうちに話せてよかったと思っています。
自分が自分を認めてないのに誰が認めてくれる?
認められたいってそもそも何?
それでも出てきた
「自己否定」「自己卑下」は
悪い癖の「認められたい」が先走っていたことへのサインでした。
承認欲求がおかしな方向に
あるオンラインサロンに入っていた時に(今はもう退会しています)
アクセサリー販売の告知をしたのですが、
それはその中でキラキラしてる人達のように、
私もそんな風に注目されたい、自分より有名な人にいいねって言ってもらいたい。
そんな意識から投稿した気がします。
・・・書いてて恥ずかしい。
そういうのってなんか気持ち悪いオーラ出てるよね。
自分が焦って、自分を見失ってるんだもん。
自分が自分にイイねって思ってないんだもん。
何かが違う、と感じてやめました。
私は私。
誰になろうとしてるの?
誰に認められたいの?
私は私、あるがままの私で勝負する。
万人に好かれる人なんていない。
まだまだいい顔しようとしてる自分がいるんだと発見した出来事でした。
最後に、あなたなら・・・
こうして小さな種から大きなことを手放していく。
この経験の積み重ねが、今の私を作っています。
やっぱりまずはどんな自分も自分が受け入れる、
これから始めるしかないと思います。
ここで自分探しの旅に出る方をよく見かけますが、
自分は自分の中にいます。
どうか自分以外の外に答えを求めるのではなく、
自分に問いかけてみてください。
外にヒントはあるかもしれませんが、答えは自分しか持っていません。
あとは結局、
「自分はどうしたいか?」
これにつきます。
やって、感じて、手放していく。
やって、感じて、進化させていく。
難しいこと考えるだけ考えて何も行動しないのは時間無駄(笑)
否定も卑下もされたとしても、
それを受け入れてしまってるのはやはり自分でしかないのです。
さあ、あなたはどうしたいですか?
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