アール 代表 / アートジュエリーデザイナー

1975年、大阪府生まれ。夫と娘と、三人で暮らす。

幼少期より裁縫や編み物に親しみ、中学生の頃にはミシンで雑貨やバッグを制作。
高校時代には独学でウエディングドレスを仕立てるなど、早くから「手で生み出す」ことの喜びに目覚める。
既製品に合わない友人に頼まれ、パターンを引き直して服を作った経験から、「誰かのために、世界に一つだけのものを作る」ことに深く魅了される。

誰かのために、この手で形をつくる」

それは、今も変わらぬ創作の原点。

美容師時代には、ヘアショーの衣装制作やアクセサリーのオーダー制作を通じて、装いと表現の関係に目を向けるように。
アパレル販売の現場では、接客やスタイリングを徹底的に学び、「人を輝かせる」ことの本質を体得。
その後、営業企画やWeb制作・ネットショップ運営などを経て、「良いデザインであっても、伝え方や見せ方次第で結果は大きく変わる」ことの奥深さを知る。

服飾デザイナーとしては、顧客の潜在的なニーズを引き出すヒアリング力と、日本製へのこだわりを活かし、実用性と美しさを兼ね備えたデザイン企画を手がけてきた。

そして今、ヨーロッパの伝統刺繍「ソウタシエ」を取り入れたアートジュエリーを制作している。
流れるようなコードのライン、時に大胆に、時に静かに配置されたビーズやストーン。
そこに宿るのは、身にまとう人の内面を映し出し、ときに解き放つ力。

「装いは、心を変える。」

その力を信じ、ひとつひとつの作品に物語と祈りを込めている。