自分を知るってどういうこと?変わりたくない、知りたくない無意識。

自分を知る。

自分と向き合う。

あるがままの自分。

 

 

皆さんにとって、

自分を知るとはどんなことでしょうか。

自分を知っているとはどういう状態でしょうか。

 

 

現時点で、私にとっての【自分を知る】は、

自分が人や事象に対して、本当に何を感じているかを知る。

簡単に言えばそんな感じです。

 

自分のことがわからないのはなぜ?

自分が本当はどう感じているのか、

自分はどんな人間なのか、

自分で自分がわからない時って、

誰だってあると思うのです。

 

本当はわからないことなんてないのですが、

知るのが怖いから、変わりたくないから、

知ってしまえば変わらざるを得ないから、

様々な理由からわかりたくない、

と言った方が正しいかもしれません。

 

 

少し話は逸れますが、

人間は本来変わりたくない生き物と言われています。

ホメオスタシス、日本語で言うと恒常性の維持。

 

ホメオスタシスとは、日本語では恒常性(こうじょうせい)維持機能と言われ、環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする生体的働きのことをいいます。

例えば「暑くなったら、体は勝手に汗をかいて体温調整をする」これがホメオスタシスの働き。

私たちは特に意識していないけれど、このホメオスタシスの働きによって、体は勝手に状態を安定させるように働いてくれています。

私たちの体は、ケガをすれば傷口をふさごうとしますし、菌やウィルスが体内に入ってきたらそれを排除しようとします。走って体の酸素が不足すれば、呼吸を荒くして多くの酸素を取り入れようとします。

これらも全てホメオスタシスの働きによるもの。

この機能が無意識化で働いてくれているからこそ、私たちは生きていけるのです。

ただし、そんなホメオスタシスが私たちにとって邪魔な存在になることがあります。

それは、何か変化を起こそうとする時です。

ホメオスタシスは、状態を保とうとする機能、つまり変化に対抗する機能ですから、どうしてもそこで対立が起こってしまうのです。
モチベーションアップの法則より

 

潜在意識は変わりたくない

そこで人は何をするかというと、

今のあなたでいいんだよ

変わらなくていいんだよ

と肯定される情報を探します。

自分の外側にその答えを求めます。

 

別に絶対に変わらなければいけないわけではないですが、

今の自分の考えや習慣を改めた方が

より発展したり豊かになる場合はありますよね。

特に行き詰っている場合なんかはそうですよね。

 

その答えを求める先に、

何かしら自分をカテゴライズする診断や鑑定、セミナーや占いなどがあります。

あとはインフルエンサーと呼ばれるような人や師に当たる人に相談したり。

 

ただ、やはりそれらはきっかけに過ぎなかったり、

他者の与えた答えに自分を都合よく当てはめようとして

本当に自分が感じていることからズレている場合もあります。

 

聞いた内容を自分に都合よく解釈して、

だからこうなんだ、

だから仕方ないんだ、

と、変わることから逃げていませんか?

 

うまくいかない理由探し

例えば、夫とうまくいかない・・・どうしてだろう?

そうだ、占いへ行こう。

彼とは相性悪いですね、と言われ、

ああ、やっぱりな!

だからうまくいかなくて当然なんだ。

 

って、オイオイ。笑

 

彼とパートナーシップを深めるためにちゃんと話し合いましたか?

自分の都合ばかり押し付けてませんか?

自分の気持ちをキチンと伝えましたか?

私は悪くないんだ、とその理由探しで占いへ行ってませんか?

 

 

 

仕事が上手くいかない。

上司と上手くいかない。

そうだ、キャリアカウンセリングへ行ってみよう。

あなたは今の仕事は向いてませんね。

そうですよね?向いてないし辞めてもいいですよね?

 

いやいや、向いてないですね、って言われて何を感じましたか?

じゃあ向いてることって何ですか?

向いてることと言われれば継続して頑張れるんですか?

上司とどう上手くいってないのですか?

 

 

 

 

上記のことは一例ですが、

解決したいのではなく、うまくいかない理由探しをする方は、

セミナーや占いジプシーになりやすいです。

 

しかもキャンペーンとか無料とか、目に入れば申し込む。笑

 

 

もちろん、本当に今必要なご縁で、

不思議とつながることもいっぱいですが、

自分に都合よく解釈する場合は、

同じ悩みをあちこちで相談し、

結果、悩みはいまだに解決されていない。

 

人はどこかで自分が正しいと思っている

一体何をしているのかというと、

自分を正当化できるものが欲しいんですよ。

 

◯◯◯だから、私はこれでいいんだ。
◯◯◯だから、私は間違ってない。

 

解決したいんじゃなくて、都合のいい理由探し。

 

先程の話ですと、相性観るより何より一番大切なことは、

『私は彼とどうしたいのか?』

これしかない。

 

他者に相性悪いね、って言われたくらいでもうダメなんだ、

とか思うならさっさと別れた方がいい。

だって、自分とも彼とも向き合う覚悟がないだけ。

 

 

私は前の夫と向き合う覚悟なしに結婚してしまったので、

最終的に離婚に至りましたが・・・汗

本当にたくさん勉強させていただきました。

 

たまに見かけるんです。

この人、あれこれ鑑定や占いやセッション受けて、

なんだかんだといろんなセミナー行ったりしてるけど、

ずーーーっと同じこと悩んでます、

ずーーーっと同じこと向き合いたいと思ってます、

って投稿してない?笑

 

それって、結果論で言えば、

その状態をキープしておきたいってことなんです。

現状に何かしらのメリットがあるんです。

メリットというと、ピンとこない場合もあります。

 

例えば、誰かにかまってほしい承認欲求が大きくて、

人に何かを相談すれば話を聞いてもらえることに居心地の良さを感じているのなら、

悩みが解決されると話を聞いてもらえなくなる

と心の奥底では思っているので、

解決に向けての行動はしません。

 

 

実際に私の知人にいたのです。

いつも何か悩んでいる、

いつも何か困っている、

いつも夫や周りの友人とうまくいかない。

そして、

「相談事がないと会ってくれないと思ってた」

って本気で言われた時には目が点になりました。

 

どうせなら楽しい話や明るい未来の話しながらランチしない?

って言いました。笑

 

えっ!!!いいの?

 

って返ってきたときはズッコケましたが。

 

こういうループにハマっている人ほど、

いやいや、私は本気で解決したいと思ってる!

と思い込んでるので、こういう文章もスルーです。無意識が。笑

 

一番早いのは自分にどうしたいかを問うてみることです。

わからないんじゃない。

 

パートナーに本音を言って嫌われるのが怖くて、

ああしてほしいと言えないだけ、とか。

自分が悪者になりそうだから言いたくない、とか。

本当はああいうとこ嫌だけど勝手な奴と思われたくない、とか。

 

どうしたいかを

『わからなくしている理由』

は必ず自分の中にあります。

『本当はどうしたいか。』

も必ず自分の中にあります。

 

 

ここを無視して、第三者に相談しても、

人が用意した都合のいい答えに頷いて終わるだけです。

 

どうしたいのか?この質問は有効

「私はどうしたいのか?」

私は立ち止まった時、必ず自分にこの質問をします。

そして、どうしたいのかを考えるときは、

出来ない条件などはすべて無視して自分に向き合います。

 

私の場合ですが、どうしたいのか?

何故そうしないのか?できないのか?

紙に書きだします。

 

視覚化すると頭の中が整理されるからです。

 

今まででしたら、

上手くいかないことを特定の誰かのせいにしたい、

という自分でもまさかと思うような理由が自分を足止めしていました。

特に多いのは親とかじゃないでしょうか?

 

自分の変わらないパターンの根源がわかればしめたものです。

そこに行きつくには、やはり自分の本心と向き合うしかないと思っています。

 

自分を知ることからまずはチャレンジしてみてください。

そのうえで鑑定や占いやセッションを受けると、

素晴らしく人生に活かせると思います。

 

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筆者プロフィール

rie-ueno
rie-ueno
上野理恵(うえのりえ)

アール代表兼デザイナー

美容師、アパレル販売員、アパレルデザイナーを経て現在アクセサリーデザイナー、講師として活動中。

数年前にヨーロッパの伝統的な刺繍の一つ、ソウタシエに出会い、技術として取り入れる。現在は独自のソウタシエアクセサリー講座を開催。

ソウタシエだけではなく、ワイヤーワーク、ミシン加工による作品展開など、専門分野は多岐に渡る。

カタチや枠にとらわれない自由な発想とデザインによる完全おまかせのオーダーアクセサリーが一番人気。リピーターも多い。

少しトーンの低い声で繰り出す大阪人特有のキャラクターが親しみやすいとの声も。

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