【損得勘定】と【好き嫌い】を混同してるとややこしいお話。
アールの上野理恵です。
タイトルにある「損得勘定」
みなさんにとっての損得ってどんなことでしょうか。
物質的、金銭的に得した。
物質的、金銭的に損した。
これって一番わかりやすいかな?
あとは
社会的地位が得られる。
社会的地位を失う。
など。
そもそも損得、メリットデメリットは、
その人の価値観でかなり左右されるとも思います。
人間、無意識に物事や人を「損得」でジャッジしています。
動物的勘が働く場合もあるでしょう。
果たして損得だけで選択する人生って
幸せなんだろうか?楽しいんだろうか?
得=好きではない
無意識レベルで咄嗟に損得勘定が働いてるので、
得することを『好きだ』と思い込んでいたり、
自分が本当はどうしたいのか?
本当はどう感じているのか?
損とか得とかそんなことはさておき、
自分の本音と向き合って
「好き・嫌い」
「快・不快」
をとにかくハッキリさせる練習をしていたら、
「得に感じてるけど嫌い」
「手元からなくなることが損だから嫌い」
「ちょっと難ありな人なんだけど・・・(メリットはある)」
「良い人なんだけど・・・好きじゃない(メリットはある)」
「特に理由もないけど不快。笑」
とまあ、なんじゃこれ?ってことが浮かび上がってくることが。
別に損得勘定って悪いことだとは思っていません。
だって実際にそう感じることいっぱいあると思いますし。
じゃあ何がややこしいのか?
得やメリットばかり見て自分の心を無視してる場合です。
例えば人脈広そうな人と出会ったとき
人脈広そうな人と知り合う
↓
しかし第一印象でなんとなく合わない気がする(特に何かあったわけではない)
↓
でもその人の周りに自分にメリットがありそうな人がいっぱい。笑
感覚の違和感を無視して、自分の得になりそうなことばかりに気を取られると、
その瞬間から違和感を感じなくするように
都合のいい理由を作り始めます。
(結構性格合いそうなとこもあるしー)
(知り合いってことでなんか仕事紹介してもらえそうだしー)
(私が繋がりたかった業界の人知ってるしー)
相手を敬えない自分都合の関係を結んだ先は・・・
(あれ、なんか楽しくない・・・)
(あの人のおかげでお客様増えたけどトラブル多いな・・・)
(あの人、私のこと大事にしてくれてない!?)
イヤイヤ、自分が相手を値踏みして近づいてるから自業自得ですよね。
最初に違和感を感じているのに
その先にあるメリット、得を一瞬で計算して、
なんとなく嫌いとか、生理的に無理なことに、
フタをして自分の都合の良いようにすり替えます。
好き、嫌いにハッキリ言って理由なくていいですし、ないことが多いです。
でも人って正当な理由がないと嫌ってはいけないって思いこんでる節もあって。
そういう関係、いつか破綻します。
正当な理由見つけて自分から離れていったり、
向こうに利用されたり(させたり)
いけないことはないのですが、単純に楽しくないのでは?
とことん人を利用して得することが楽しい。
と認識してやるならそれはアリだと思います。
私はそんな人間関係遠慮願いますが。
要するに、
自分の本音わかってる?把握して行動してる?
って話ですね。
自分の周りにいる人はどんな人?
あなたの周りにいる人はどんな人が多いですか?
あなたの価値を値踏みしてきますか?
あなたにメリットを差し出せという人ばかりですか?
もし、上記のような人が集まりがちなら、
今一度、自分の心の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
好きだと思って付き合ってる人は
今感じているメリットが仮になくなったとしても
ずっとお付き合いしたいと思っていますか?
人脈に魅力を感じて仲良くなった人の人脈がなくなったときどうしますか?
いつもごちそうしてくれていたからラッキーだと思っていた人が
借金まみれになってごちそうしてくれなくなったらどうしますか?
どういった気持ちでお付き合いしているのか
自分で把握しておくのはとても大切だと思っています。
身近な人のメリットを書き出してみると面白いかもしれませんね。
自分の意外な気持ちや価値観が見つかるかも。
若いころや自分本位だったころは
損得だけで結んでいる人間関係も多々ありました。
今はお互いに与えあえる、
信頼できる素晴らしい人たちに囲まれています。
自分の心にウソをついているときは
やはり人間関係の乱れや悩みに現れます。
人の悩みは9割が他者と関わることで生まれているんじゃないでしょうか。
他者と関わらずに生きていくなんて難しい話です。
そこをクリアに近づけるには
やはり自分の本音を知った上で選択していくことが重要だと考えています。
好きで尊敬できる人にだけ囲まれて生きたいですね(*^^*)
筆者プロフィール
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上野理恵(うえのりえ)
アール代表兼デザイナー
美容師、アパレル販売員、アパレルデザイナーを経て現在アクセサリーデザイナー、講師として活動中。
数年前にヨーロッパの伝統的な刺繍の一つ、ソウタシエに出会い、技術として取り入れる。現在は独自のソウタシエアクセサリー講座を開催。
ソウタシエだけではなく、ワイヤーワーク、ミシン加工による作品展開など、専門分野は多岐に渡る。
カタチや枠にとらわれない自由な発想とデザインによる完全おまかせのオーダーアクセサリーが一番人気。リピーターも多い。
少しトーンの低い声で繰り出す大阪人特有のキャラクターが親しみやすいとの声も。