良かれと思って取った行動の裏側に隠されたもの。

こんにちは、上野理恵です。

今日のタイトルは

「良かれと思った行動の裏側に隠されたもの。」

そんなお話聞いたので、ちょっと書いてみたいと思います。

AさんとBさんのお話。

Aさんは世話をしている認識、Bさんは対等な関係を望んでいた

AさんとBさんとはビジネスもプライベートもとても親密な関係でした。

ある時その関係が急変しました。

Bさんは、対等な関係だと思っていました。

しかし、AさんはBさんの世話をしているという認識でした。

ここですでにズレが生まれています。

Bさんは窮屈に感じAさんから離れました。

BさんはAさんを理想に当てはめていましたが、

時間が経つにつれ、勝手に自分の理想に当てはめていたことに気が付きます。

気付いた人は違和感を感じ始めるんですね。

一方AさんはBさんのためにいろいろと「してあげている」という意識でした。

もちろん頼まれてなどいません。

対等な関係を望んでいるのに何かと恩着せがましいAさん。

いろいろしてあげてるのに恩を仇で返すBさん。(と勝手に感じているAさん)

どっちが悪いとか間違っているとかさておき。

AさんもBさんもどういう意識だったのか。

一言でいえば損得勘定の関係ですかね。

Aさん・・・これだけやってあげてるんだからもっとこうしてくれてもいいのに。

Bさん・・・要望に応えてるんだからもっとこうしてくれたらいいのに。

都合のいいメリットがあるうちはいいけれど、

バランスが崩れてきた途端破綻する。

実は相手を見下して信頼していない

よくありがちなのが、

頼まれてもいないのにあれこれ面倒見たり世話焼いてしまう「良かれと思って」

当然本人は悪気はありません。

それどころか良いことしてあげてるって思ってますよね。

私は娘によくやりますよね。

「良かれと思って」

これが相手の負担になり、重荷になり、やっているこっちは、

「これだけしてやってるのに!」

なーんて上から目線炸裂!笑

申し訳ございません。。。

良かれと思って取る行動って、

相手を信頼してないんです。

自分より下に見てるんです。

この人はできないから。

この子は無理だから。

だって、頼んでもないのに、あれもこれも世話されたら、

できることすらチャレンジする機会を奪われてしまいますよね。

他者の私物化

良かれと思って先回りして、相手の思考を封じ込めて何がしたいのか?

ズバリ相手をコントロールすること。

相手のためだ!とか愛だ!とか言ったりしますが、自分の思い通りにしたいだけ。

良かれって、ハッキリ言って相手のことこれっぽっちも想ってません。

そんなことない、って声も聞こえてきそうですが。

他者の私物化とも言います。

私もここを抜けるのしんどかった時期があります。

なんでわかってくれないのよ。

こんなにしてあげてるのに。

(頼んでないっつーの!)

申し訳ございません。。。(2回目)

他者の人生は私物化できません。

これが真実。

話を戻すと、損得っていつも書いてますが誰にでもあって当たり前です。

損得勘定が必要な時もある。

ただ、

「私は私のためにやっている」

それを認識せずに、相手のためにとか私は与えたいんですとか、

本当の動機を隠して(本人が気づいていないことも)行動するから、

相手も違和感感じまくるのです。

もちろん最後にはうまく立ち行かなくなる。

自分が損得だけで人間関係作っていくと、必ず損得だけの人に出会います。

奪うとか与えるも一緒。

うまい具合に凹凸が合うようにできてる。笑

ちなみに自分の為に何かをする、

これって人によっては自分勝手だとか

自分のことしか考えてないって感じるかもしれませんが、

自分のためにする何かが、結果的に誰かの役に立つこともあります。

自分のため=自分勝手

これはちょっと短絡的すぎますよね。

自分のためじゃないって言う人が一番自己中心的だったりします。

私が通ってきた道だから、

AさんとBさんを見ていてしんどいだろうな、って思った。

相手のせいにするしか自分のココロ守れないから。

相手のせいにしてその人とのことは正当化できても、

必ず次のボスがやってきます。笑

同じ課題を、難易度上げて挑戦!ってことに。

ではなぜ良かれと思って行動するのか?

一番ポイントなのが、

なんで良かれと思って行動しちゃうのか?

ここなんです。

なんで良かれと思ってをやってしまうのですか?

十人十色、理由も様々だと思いますが、

一番多いのは、自分に対する無価値観

「相手のために何かしている自分」

にしか価値がないと思い込んでいる。

そして、それを認めてもらえないとき、

焦り、不安、怒り、そんなものが出てきます。

認めない相手を責め始めます。

ハッキリ言ってしんどいですよ。

自分で自分を認める。

自分のこと自分が一番否定してることに気付こう。

私、自分に価値ないって思ってる。

私、めっちゃ構ってほしい。

声に出していってみたことありますか?

「声に出して」言ってみよう。

一人で家にいるとき、なれないならお風呂でもいいし、

声に出すのがミソ!!!

切羽詰まった想いを溜めすぎなんですよ。

ココロしんどくて誤魔化して誤魔化して誤魔化し続けて、

ワケわからなくなってる。

そんな自分がいてるな、

まずはそこから気付いて離れていこう。

自分が一番自分を無視してます。

自分を大切にできない人は他者を大切にはできないよ。

まずは自分から。

気付いたら受け止めるを繰り返す。

自分と向き合うって、そんな地味な作業です。

AさんとBさんは縁が切れてるけど、お互いが気が付けば、

またいつかどこかで、良いご縁で会えるかも。

ね。

筆者プロフィール

rie-ueno
rie-ueno
上野理恵(うえのりえ)

アール代表兼デザイナー

美容師、アパレル販売員、アパレルデザイナーを経て現在アクセサリーデザイナー、講師として活動中。

数年前にヨーロッパの伝統的な刺繍の一つ、ソウタシエに出会い、技術として取り入れる。現在は独自のソウタシエアクセサリー講座を開催。

ソウタシエだけではなく、ワイヤーワーク、ミシン加工による作品展開など、専門分野は多岐に渡る。

カタチや枠にとらわれない自由な発想とデザインによる完全おまかせのオーダーアクセサリーが一番人気。リピーターも多い。

少しトーンの低い声で繰り出す大阪人特有のキャラクターが親しみやすいとの声も。

このサイトをフォローする!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください