ソウタシエの作り方①|ソウタシエ作りに使うコード、ブレードについて
ソウタシエ作りに欠かせない
【ソウタシエコード】【ソウタシエブレード】と呼ばれる紐状のモノ。
基本的なことをお話ししたいと思います。
アールのレッスンキットに使われているものと、
オンラインショップに取り揃えているものを中心にご紹介しますね。
使われている素材によって特色も違う
写真のような単色カラーとラメ糸をつかったメタリックカラーがあります。
単色カラーはポリエステル製、レーヨン製、シルク製があります。
ポリエステル製(写真上)は全般的に発色が鮮やかです。
レーヨン製(写真下)はポリエステル製よりもなめらかでツヤがあります。
シルク製はしなやかさ、つやともにあり、高級感があります。
どのコードにもそれぞれ特色があるので、
作品のイメージによって使用するコードを変えてみるといいでしょう。
【アールでお取り扱いのあるコードのカラーバリエーション】
品名をクリックすると商品詳細ページへ飛べます。
■ポリエステルコード【3085】32カラー
■レーヨンコード【9428】27カラー
■メタリックコード【9501】ゴールド・シルバー
■アンティークメタリックコード【9511】4カラー
コードには織り目がある
コードをじっくり見てみると側面(左右)で織り目が異なることがわかります。
また、正面(平たい面)を見ると矢印のような模様があります。
これらの向きを揃えて制作すると美しく仕上がります。
また、ツヤのある面とギザギザして見える面のどちらを使ってもいいですが、
私個人は普段ツヤのある面を作品の表にしています。
ギザギザの面を使うときは、カジュアルな印象の作品にしたい時など
作品の印象で使い分けています。
メタリックコードには左右の面の違いはほぼ見た目にはわからないので
平たい面の織り目の向きだけ合わせるようにしています。
ラメ糸が使われいるメタリックコードは作品が華やかになりますね。
ラメ糸は高価ですので、お値段は少しお高めになります。
作品例
ヒトデイヤリング(ピアスあり)
ポリエステルコード【3085】使用
スワロフスキーとアンティークガラスのネックレス&スタッドピアス
レーヨンコード【9428】、アンティークメタリックコード【9511】使用
クラシカルブレスレット
メタリックコード【9501】使用
スワロフスキーを使ったト音記号ブローチ
レーヨンコード【9428】使用
天然石を使ったポニーフック
ポリエステルコード【3085】、レーヨンコード【9428】使用
違うコードを合わせる時のコツ
上記の作品の中に違う品番のコードを合わせているものがありますが
コードはメーカーや種類によって【幅】が違います。
わたくし上野理恵が通常愛用しているのは
ポリエステルコード【3085】2.8mm幅
レーヨンコード【9428】3mm幅
メタリックコード【9501】3mm幅
アンティークメタリックコード【9511】3.5mm幅
になります。
幅が同じものは良いのですが、
異なる場合は作品の表になる方にコードを合わせます。
少し難易度は上がりますが、
たくさんの色合わせができるので作品の自由度も上がりますね。
ぜひ一度お試しください。
次はソウタシエ作りに使う道具のご紹介です。
■ソウタシエの作り方④|天然石のソウタシエピアス(イヤリング)実践編
筆者プロフィール
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上野理恵(うえのりえ)
アール代表兼デザイナー
美容師、アパレル販売員、アパレルデザイナーを経て現在アクセサリーデザイナー、講師として活動中。
数年前にヨーロッパの伝統的な刺繍の一つ、ソウタシエに出会い、技術として取り入れる。現在は独自のソウタシエアクセサリー講座を開催。
ソウタシエだけではなく、ワイヤーワーク、ミシン加工による作品展開など、専門分野は多岐に渡る。
カタチや枠にとらわれない自由な発想とデザインによる完全おまかせのオーダーアクセサリーが一番人気。リピーターも多い。
少しトーンの低い声で繰り出す大阪人特有のキャラクターが親しみやすいとの声も。
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