小さな違和感こそ見逃してはいけない。
こんにちは。
アールの上野理恵です。
みなさんは何かを選択するとき、
何を基準にしていますか?
最近特に痛感するのが、
最初に感じた小さな感覚は無視してはいけない。
これに尽きます。
たとえば、初めて人に会った時の、
その人の第一印象ってありますよね。
見た目からだけでなく、
なんとなく感じるもの。
『なんか苦手そう…』
『あ、気が合いそう!』
『ちょっとちゃうなあ…』
『ん?』
まあいろいろありますが、
私が1番重要だと思うのは、
最後に書いた、
『ん?』
これ。
これ!笑
なんの根拠もないけど、
なんかほんの一瞬、
ん?と引っかかった。
私の場合は、
これをすぐに打ち消して、
気さくな人だな〜
明るいな〜
オシャレだな〜
と条件反射でいいとこ探しする、
ん?以外に特に問題がないから、
ん?を無視してました。
でもね、
ん?ってなんだと思いますか?
正体は
『違和感』
この違和感には種類がありますが、
大抵は本能が感じる、
キライ、
生理的に無理、
価値観合わない、
なんかムカつく、
だと思っています。
でもほとんどの人が、
理由もなく人を嫌ってはいけない、
って無意識で思っていますよね。
日本人は小さい頃から、
クラスのみんなと仲良く、
近所の人とは仲良く、
会社のみんなとは和を大切に。
でも、和を乱すことと嫌うは別物です。
さらには特に何かされたわけではない、
しいては周りに好かれているような、
そんな人を『ん?』だけで、
嫌うだなんて、
まさかそんな感覚が眠ってるなんて、
夢にも思いません。笑
この『ん?』を無視して、
その人と仲良くなったとしましょう。
次にどうなるか。(正確にはどうさせるか。)
無意識が合わないのわかってるので、
その人と合わない事象や、
その人に問題があるような事象を
少しずつ起こしていきます。
『ちょっと言い方いやだな…』
『あれはないんじゃない?』
面白いですよね〜。
違和感無視したがために、
その人はもう悪者です。笑
現実はみんながそれぞれ創り出しているので、
その人にはその人の事情もありますが、
今は自分目線で書きますね。
そうすると、
自分の中でこういう場合は嫌っていい、
さすがにこれはあかんやろ!
という状況を作って、
嫌っていい許可を自分に出します。
ここで晴れて正々堂々と嫌っていいことに。
もちろん自分ではそんな状況、
わざわざ作ってないよ!
って思うかもしれません。
仮に作ってないにしても、
無意識が嫌っていいポイントをサーチし始めます。
自分が正しいと思っている =自分の価値観
やっぱり他者に対してもそうですが、
自分に対して正当な理由が欲しいのです。
でも、
今まで感じてきた
『ん?』
があるなら、検証してみて、
負のパターンが見えてきたなら、
その『ん?』という、
【自分の感覚を信頼】
してみてはどうでしょうか。
少し俯瞰して自分を観察していくと、
時間が経つごとに
『ん?』
の正体がわかったりします。
でも、嫌い、って認めるだけだから、
なんの問題もないよね!笑
そっぽ向くとか無視するじゃないにしても、
わざわざ正当化できるまで、
面倒な事象を起こさなくても済みます。
意味もなく、なんとなく合わない人もいる。
それはごく当たり前の感覚です。
感覚を研ぎ澄ませていくと、
『ん?』
の数も減るんじゃないかなあ。
私はまだまだ実践&検証中ですが、
随分快適な毎日です。
参考までに。
筆者プロフィール
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上野理恵(うえのりえ)
アール代表兼デザイナー
美容師、アパレル販売員、アパレルデザイナーを経て現在アクセサリーデザイナー、講師として活動中。
数年前にヨーロッパの伝統的な刺繍の一つ、ソウタシエに出会い、技術として取り入れる。現在は独自のソウタシエアクセサリー講座を開催。
ソウタシエだけではなく、ワイヤーワーク、ミシン加工による作品展開など、専門分野は多岐に渡る。
カタチや枠にとらわれない自由な発想とデザインによる完全おまかせのオーダーアクセサリーが一番人気。リピーターも多い。
少しトーンの低い声で繰り出す大阪人特有のキャラクターが親しみやすいとの声も。