ソウタシエの作り方②|ソウタシエ作りに使う道具類について
前回はソウタシエコードについてお話ししました。今回はソウタシエを作る際に使う主な道具のご紹介です。
1.針
まずソウタシエを作る上で欠かせることができない針。
消耗品なので多めに持っていると安心です。
普段使っているものを2種類ご紹介しますね。
■Clover 金耳針 きぬえりしめ No.2 25本入り
縫い針の中でも【きぬえりしめ】は細くしなやかでありながら
折れにくい、曲がりにくい針となっています。
小さな作品を縫う場合は針の長さは短針の方が縫いやすいです。
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■TOHO ビーズステッチ専用針
こちらはビーズステッチ用の針。
きぬえりしめよりもしなりが強く、やや細いです。
小さなビーズを通すときに安心して通せます。
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針はソウタシエを作っていると結構すぐに曲がります。笑
作っている方は手元の針を見て苦笑するんじゃないでしょうか?
私も力が入り、グニャグニャに曲がってしまうことも多々あります。
こんな感じで。
あと、針先が劣化してきて、コードの繊維がひっかかる感覚が出てきたらすぐに新しい針に交換しましょう。
2.糸
ソウタシエを作るときに使う糸はビーズ刺繍によく使われているナイロンステッチ糸を使います。
ん?ミシン糸や手縫い糸はダメなの?使えないことはないですが非常に縫いにくい。
というかもつれやすくなかなかスムーズに縫えません。
違いは
ミシン糸・・・撚りがかかっている
ステッチ糸・・・撚りがかかっていない
要するに、捻じれがあるかないかですね。レッスンでもよく使用する糸をご紹介します。
■TOHO ビーズステッチ専用糸セット One・G – PT-1001 12色入り
こちらはボビンに巻かれた糸が12色セットになったもの。
これがあれば大抵のコードの色に合わせられるので
一番初めに買っておくと便利です。
当方のソウタシエレッスンではこちらをオススメしています。
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■TOHO One・G ビーズステッチ専用糸 12色セット #40 PT-1002
これは色の組み合わせが違うバージョン。
少しトーンが落ち着いていますね。濃い目の糸。
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大きさはこんな感じです。手相見ないでね。単純だから。爆笑
他にもMIYUKIのビーズステッチ糸やSONO(フジックス)のビーディングスレッドを使用しています。
よく使う白、黒、ベージュは500mの大巻で買っています。
MIYUKIのビーズステッチ糸はビーズファクトリーさんでお買い求めいただけます。
3.ハサミ
裏布の処理で作品の良しあしが決まるといっても過言ではありません。
一番重要なのが刃先の切れ味。
刃先の切れ味が悪いと布が逃げてしまい思い描いている線でカットできません。
■Clover カットワークはさみ 115
何といっても切れ味抜群!刃先の切れ味に感動したことを覚えています。
(切れ味の悪すぎるハサミを使用しておりました・・・)
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4.ペンチ類
金具を使うイヤリングやネックレスでは工具も使います。
ソウタシエだけでなく、ワイヤーアクセサリーやビーズアクセサリー作りの際に私がずっと愛用しているものをご紹介します。
たかがペンチ、されどペンチ。
100円均一のペンチでももちろん大丈夫ですが自分の分身のように動くのはやはり精巧な道具。
値段が高いには理由があると一番わかる道具ではないでしょうか?
(わかる人は首がもげるほど頷いているはず。笑)
■KEIBA プロホビー ラジオペンチ 溝なし HLC-D14
平ペンチ。カン類の開閉やピン類を曲げる時に使います。
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■KEIBA プロホビー丸ペンチ 先細タイプ HRC-D14
丸ペンチ。ピン類やワイヤーを丸める時に使います。
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■KEIBA プロホビー ニッパー HNC-D04
ペンチ。ピン類やチェーンのカットに使います。
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この3点があれば基本的なアクセサリー作りは大体カバーできます。
5.ボンド
ボンドのご紹介です。
ボンドは種類が多くて選ぶのに困りますよね。
用途によって種類もさまざまですが裏布を貼る際に使うボンド2種類と
金具を接着するときに使うボンドをご紹介します。
■ボンド 木工用プレミアム 30ml(裏布接着用で使います)
木・紙・布に使えるボンドです。 プレミアムはノズルが細く使いやすいです。
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■ボンド木工用多用途
同じコニシのボンドですがこちらは金属や塩ビにも使えるボンドです。
スタッドピアスの金具を付けた後の裏布処理に使うことが多いです。
木工用ボンドプレミアムよりややサラッとしたテクスチャーです。
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■コニシ ウルトラ多用途S・U クリヤー 25ml
作品本体にピアス金具など、金属類を接着するときに使用しています。
硬化後はクリアカラーです。
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6.コードの端処理用ほつれ止め液
■KAWAGUCHI ピケ ほつれ止め
コードの端処理に使います。
カットする前に塗布し、固まったらカットします。
綺麗に端処理できるすぐれものです。
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あとはソウタシエコードがあれば最低限の作品は作れます。
道具や資材ってこだわりだすとキリがないですがそこがまたハンドメイドの醍醐味でもありますね。
このページでは受講されている方におすすめしているものですが
他にも使いやすいものなどがあればその都度ご紹介できればいいなと思っています。
では次はいよいよソウタシエの作り方のご紹介です。
→ソウタシエの作り方⑤|天然石のソウタシエピアス(イヤリング)実践編
筆者プロフィール
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上野理恵(うえのりえ)
アール代表兼デザイナー
美容師、アパレル販売員、アパレルデザイナーを経て現在アクセサリーデザイナー、講師として活動中。
数年前にヨーロッパの伝統的な刺繍の一つ、ソウタシエに出会い、技術として取り入れる。現在は独自のソウタシエアクセサリー講座を開催。
ソウタシエだけではなく、ワイヤーワーク、ミシン加工による作品展開など、専門分野は多岐に渡る。
カタチや枠にとらわれない自由な発想とデザインによる完全おまかせのオーダーアクセサリーが一番人気。リピーターも多い。
少しトーンの低い声で繰り出す大阪人特有のキャラクターが親しみやすいとの声も。
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