上から目線の正体と、下に扱われる人の関係性。

 

仕事柄、起業者やサロン経営者、講師業、OLの方、専業主婦と、

職業や立場に関係なくたくさんの女性とお話するのですが、

みなさん、様々な悩みがあります。

 

 

『人間関係』にスポットを当ててみました。

 

人間関係の悩みでよく聞くものの一つに上下関係があります。

お話してくださる人の世界に自分から見て上にいる人や、下にいる人がいます。

上司、師匠、年上の方、部下、生徒、年下の方など。

例えば何かを教える立場だったり、会社の上司だとします。

立場上、世間的には『上』ということになるのですが、

その人が、

 

自分は一番偉い立場なんだ、

もしくは一番偉いんだ。

一番目立つ立場でいたいんだ。

または一番特別扱いされたい。

私は一番だーーー!笑

 

と、強く思っている人だとします。

 

年上には例外なく敬語を使うべきだ。

私は上司なんだから偉そうにしていい。

教えてあげてる立場なんだから、目立って当たり前。

みんなにチヤホヤされたい。

みんなチヤホヤしろよ(笑)

 

という価値観や考え方の持ち主。

 

 

 

 

この『一番◯◯◯』に私はずっと疑問と違和感を感じていました。

もちろん私にも好きな友達の一番の仲良しでいたいな!

とか、そういうのあります。

特別な存在でいたい、って感じですかね。

 

ただ、上記の感覚や価値観を全面に押し出してる人で、

思うようにうまくいってない、
(本人無自覚の場合あり。)

 

社員が育たない、

生徒が育たない、

関係が希薄、

信頼関係が育まれない、

成長しない人ばかり、

言われた通りにしない人が多い、

結果を出さない人が多い。

 

 

って聞いたりするんですね。

 

 

通ってる生徒さんや、

働いてる方側の話はと言うと、

(上司や先生が)
自分の評価のためになることしかしない。

自分が注目されるようにしか仕向けない。

なんだか見張られてる気がする。

私ができたんだからあなたもできる、で片付けられる。

あの人から学んでも結果が出ない。

つーか、愛を感じない。笑

 

 

なんだが思いが通じていないですね。

 

無意識がどんな現実を共同創造しているのでしょう?

 

【自分を人より上に置きたい人】

私の世界の中での頂点は私、頂点に私を置きたい。
(私の考える世界の中で、というのがポイント)

自分より上に成長されると困る。

故に、できない人のままでいてもらいたい。

いつまでも面倒を見ることで、上に立っていると言う優越感を得る。

できない人への愛はなく、自己愛のみ。

 

 

【自分を人より下に置いている人】

人になんとかしてもらいたいと思っている。

一人では何もできないと思っている。

自己肯定感が低い。

 

自信がなくていつまでも依存していたいから結果を出さない。

なんでも他者の意見で決める。

結果が出ないのを上司や先生のせいにして逃げる。

 

 

で、

この上に立つ立場の人、

・あなたのため
・私の言うとおりにすればいい
・変わりなさい!(なぜ命令?笑)
・相手がうまくいくことより自分の評価が大事

 

周りから見ると上記みたいな感じ。

 

 

でね、結局、自分のもとに来てくれた人や、

配属された部下に対して無意識で

『お前はできないやつ』

とか

『私より成長したらどうしよう、困る』

とか

『私の思い通りになれよ』

と感じています。

 

 

その反対の相手側はというと、

『どうせ私なんて』

『成功は難しい』

『やっぱり頑張っても無理なんだ』

 

 

 

 

わーお!笑

 

 ある意味利害関係が一致しているのです。 

 

しかし、実は対極にあるように見えるこの両者、

根底に流れているものが同じだったりします。

 

どちらにも共通する『劣等感』

 

優越感を求めている人は強烈な劣等感の裏返し。

自己卑下する人も劣等感いっぱい。

『ほらね、やっぱり私が一番すごいわ!』

って思いたいから、相手を自分よりできない人で終わらせる。

対する相手はというと、

『やっぱり私って一人じゃ何もできないんだ』

って自分を責めたいから、結果を出しません。

 

もちろん、無意識の利害関係が一致していない場合にはこの関係は成り立ちませんし、自然と疎遠になります。

いつまでもこの関係性を続けている場合です。

 

 

『人間の生命』自体に上下関係はない

 

私にも人を見下したような態度で、

相手を不快にさせるときがあるので、

そこは自分の劣等感が出て、

必死に自分を取り繕おうとしてるんだな~、

って自分自身と向き合うように努めています。

もちろん、知識の多さや、

熟練度の違いによるランク付、年齢差での経験値の差、

こういうものはあると思います。

 

ただ、単に『生命』としての上下関係って、

果たして存在するのかなあ?って。

 

 

 

私の話ですが10歳以上離れた歳下の方に、

敬語ナシ、ちゃん付け、

で呼ばれても違和感を感じない人と、

違和感を感じる人がいます。

 

この違いは何だろう?って深く感じてみたら、

違和感を感じない人たちって、

私の『存在に対する敬意』を

強く感じるんですね。

とてもありがたいし、嬉しいです。

 

逆にね、

どんなに丁寧な言葉遣いされても、

人を見下してるエネルギーの人って、

ばれてると思います。

 

だって、

目は口程に物を言うじゃないけど、

言葉と表情や態度にものすごくギャップを感じるからです。

 

え?ホントに思ってんの?笑

 

ってね。

 

 

自分の周りに出来ない人が多いな、

と感じる場合は、

実は自分の中の劣等感隠してないかな!?

と観てみるのもいいかもしれません。

 

周りに上から目線の人ばかりの場合も、

自分のこと自分で下げ過ぎてないだろうか?

と見つめ直してみるいい機会かも。

 

結局、目の前の事象って、自分自身の一部の表れで、

違和感や不快感は自分を見つめ直せるサイン。

古い自分から脱皮できる良いチャンスなのでは?

 

私の上から目線も随分変わったもんです。

いっぱい痛い目に遭いましたからね。

自業自得でございました。笑

 

私からの上から目線を感じたら、

合言葉は

『劣等感出てる!!!笑』

でよろしくお願いします。

 

 

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筆者プロフィール

rie-ueno
rie-ueno
上野理恵(うえのりえ)

アール代表兼デザイナー

美容師、アパレル販売員、アパレルデザイナーを経て現在アクセサリーデザイナー、講師として活動中。

数年前にヨーロッパの伝統的な刺繍の一つ、ソウタシエに出会い、技術として取り入れる。現在は独自のソウタシエアクセサリー講座を開催。

ソウタシエだけではなく、ワイヤーワーク、ミシン加工による作品展開など、専門分野は多岐に渡る。

カタチや枠にとらわれない自由な発想とデザインによる完全おまかせのオーダーアクセサリーが一番人気。リピーターも多い。

少しトーンの低い声で繰り出す大阪人特有のキャラクターが親しみやすいとの声も。

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